2009
05.10

03.原価開示マーケティング

今月のマーケティングキーワード

ものが売れないからといって2割引きを3割引きに5割引きを6割引きに。やがて9割引きになった商品を買っても、結局消費者は得をしたのか?それとも損をしたのか?満足よりも不安になるばかりですよね。そんなデフレ時代の画期的な打ち手が原価の開示です。

事例1)
ネット専業保険のライフネットでは保険の原価開示で反響を呼んでいます。なんとアクセスは1日に24万PV。多くのユーザーが高評価することで知名度と契約数をともにアップさせています。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/deguchi_watch/2008/11/post_23.html

事例2)
名古屋で新築やリフォームなどを請け負う従業員5名の小さな工務店も原価開示にチャレンジ。他社ができないことを武器に施主も巻き込んだWIN&WINの関係作りに努めています。
http://www.kisetsu-j.jp/colum/psychology/pg117.html

実践のポイント
「商品」の仕様はそのままで「価格」だけを下げ続けるとそのブランド価値は地に堕ちてゆきます。かといって消費者は簡易な仕様の商品ばかりを望んでいる訳ではありません。自社が自信を持って開発した商品やサービスなら、胸を張ってその原価を開示してみましょう。正直で安心感のある販売手法を評価する人が本物の顧客に育つことでしょう。さあ勇気を出して言っちゃいましょう。その原価を!

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