2009
04.07
04.07
01.アングリーマーケティング
これは即ち人の怒りエネルギーを話題性に置き換える手法です。喜怒哀楽の中でも特に「怒」は人の興味を湧かせる強いエネルギーを持っています。これをうまくコントロールすることで、費用対効果の高いマーケティング(特にプロモーション効果)を実践することが可能になります。
事例1)
平城京遷都1300年祭のPR役として生まれた「せんとくん」は登場当初は仏教界や県民から気持ち悪いなど散々の評価で、「まんとくん」や「な〜むくん」などライバルも出現。しかしその広告効果資産はなんと15億にも。
http://www.j-cast.com/2008/04/21019250.html
事例2)
大阪府の橋下知事は「クソ教育委員会」や「文科省はバカ」発言でメディアの注目を集めている。各メディアがそれぞれの発言を取り上げる事により、府民が知り得なかった情報について議論のステージに上げることに成功している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081216/lcl0812161121001-n1.htm
実践のポイント
この手法を使うには、先ず怒らせるターゲットを決めるのですがポイントは裁判沙汰にならない程度の怒りにしておくこと。そこまでシリアスになると消費者の関心も醒めてしまうので、ぎりぎりの怒りを生み出すさじ加減が重要。あとは怒りエネルギーがメラメラ燃えて商品をあっという間に有名にしてくれる事でしょう。健闘を祈る!