2010
08.23
08.23
62.プロダクト戦略を再考せよ!
マーケティングの4Pの中でもプロダクトすなわち製品戦略は、最も重要な戦略と言えます。なぜならこのプロダクトが極めて優れたものであれば、価格やチャネル思い通りにコントロールできますし、また消費者が商品を求めてやってくるのでプロモーションコストも最小限で済みます。しかしこのプロダクト戦略には三つの選択肢があります。それは「集中」「拡大」「置換」です。集中とはズバリ。ある特定の商品に絞り込んで商売をする事(例えばカレーうどん屋さん)で、拡大は品揃えを広げること(例えば鞄屋であったヴィトンの総合ショップ化)。そして置換は現在の製品に見切をつけ、まったく別の製品にシフトする事です。自社の環境によって正しい選択肢は異なりますが、どっちつかずの戦略は顧客に対してあいまいなメッセージを発する事になるため、結果的に魅力が薄れます。自社の戦略は「集中」「拡大」「置換」のどれを選択すべきかしっかりと決めておく。
これこそが『プロダクト戦略を再考せよ!』です。