2010
08.23
08.23
12.マーケティングの五つ目のP
企業のマーケティング戦略は通常四つのPすなわちPRODUCT(製品)PRICE(価格)PLACE(チャネル)PROMOTION(仕掛け)で構成されていますが、最近業績を伸ばしている企業をよく観察してみると五つ目のPが業績に大きく貢献しているように思われます。
五つ目のPとはすなわちPERSON(人)です。例えば有名なファーストフード店でははスマイル0円のメニューのもと日本全国どこへ行っても安心して同じレベルの接客サービスを受けることが出来ますし、流行りのセレクトショップではしっかりした品質の商品を適正価格で販売するだけでなく、押しつけがましくない心地良い接客技術もとても魅力的です。自分自身を振り返ってみても景気や財布の中身に関係なくついつい通ってしまう居酒屋や喫茶店には必ず自分のお気に入りのマスターやスタッフがいるのではないでしょうか?このようにいくら論理的に優秀なマーケティング戦略を組み立てても、最後にお客様と接点をもつPERSON(人)の事を十分に考慮しないと期待する成果には結びつきません。それこそが『マーケティングの五つ目のP』です。