12.17
Vol.45「司馬遼太郎記念館へゆく」
□日時:2006年12月17日(日)
□場所:大阪府 東大阪市小阪
□内容:司馬遼太郎記念館で龍馬に会う
グロービスのアルムナイ活動「ええとこ!日本発見隊」の企画で近鉄沿線「小阪」にある司馬遼太郎記念館に訪問。自宅がそのまま残してあり司馬さんが毎日見ていた庭の風景に触れる事ができました。さらに記念館で龍馬に遭遇。そりゃ~ビックリしましたで~。
司馬遼太郎記念館とは
この記念館は、司馬遼太郎の自宅と安藤忠雄設計の建物で構成されており、正門を入れば雑木林風の庭があり、小さな庭ながら司馬遼太郎が好きだった四季折々の自然のイメージを演出しています。記念館に入るとそこは蔵書の世界。高さ11メートルの壁面に書棚が張り付けられ約2万冊の書籍が収まっています。また司馬さんの自筆原稿や愛用のメガネやペンも見る事ができます。運営は司馬遼ファンのボランティアの皆さんが交代で務めておられます。
あの名作もこの書斎から
自宅をそのまま残しているので、庭に面した書斎をガラス越しに見る事ができます。永遠の名作「龍馬が行く」や「坂の上の雲」がここで生まれたと思うと感慨深いものがありますが、司馬さんは事前リサーチを徹底的にすることでも有名だったので、疲れた身体を休めるために、この温かそうなソファでひなたぼっこもしていたのでしょうね。きっと。
やっと龍馬に会えました
安藤忠雄設計の記念館はもちろんコンクリートの打ちっ放し。館内でボランティアの案内人が教えてくれたのがこの天井の染み。アップで見るとまさしく龍馬の姿そのものです。しばし呆然と見つめてしまいました。完成当初はなかったそうですが、3年ぐらい経った時に来場者が「あそこに龍馬が居るのをご存知ですか?」と教えてもらったそうです。信じるか信じないかは本人次第ですが、ここで龍馬に会えたことに感激しました。ほんまにじっ~と見つめられているようです。
実は小阪は出生地
実は司馬さんの自宅がある小阪は僕が生まれた町なんです。そんな訳でこの辺りには親戚の家があったりして、小さい頃からちょくちょくこの界隈に来たものです。そんな小阪にみんなで来る事ができて、なんやら嬉しい1日になりました。ご一緒いただいた発見隊メンバーのみなさんに感謝です。帰りの近鉄電車から見えた大阪の夕日がとてもきれいでした。みなさんどうぞ小阪へお越しやす~。