05.25
vol.64「古墳の里で飛鳥美人と遭遇」
□日時:2008年5月25日(日)
□場所:奈良県橿原市
□内容:古墳の里で飛鳥美人と遭遇
グロービスのアルムナイ活動「ええとこ!日本発見隊」の企画で古代日本を体感するため古墳に囲まれる飛鳥の地へ出かけた。
縄文時代、弥生時代、飛鳥時代と古代日本で起こった様々な出来事を、間近に見る事ができる奈良はやっぱり偉い!また行こっと。
考古学なら先ずはここ
奈良県立橿原考古学研究所は古代史の宝庫である奈良県内の考古発掘を手がけ、高松塚古墳や藤ノ木古墳の発掘などで全国に名を知られており、付属博物館では発掘された様々なものを間近に見たり触れる事ができる。
この日は「はにわ人と動物たち」という企画展をしており、はにわの持つ意味や古墳の進化など古代日本にたっぷり触れる事ができた。
古代の人は朝を告げるニワトリを敬い埴輪にもした。
神社の「鳥居」という言葉は神聖な鳥がここに居ます。という意味だとか。ふ~ん知らんかった。
この博物館のキャラクターは埴輪ボーイを題材にした「イワミン」平城遷都1300年のキャラ「せんとくん」と「イワミン」あなたならどっちを応援する(笑)
大化の改新の舞台
博物館でしっかりお勉強した後は甘樫丘(あまかしのおか)へ。
ここは大化の改新以前に蘇我蝦夷・入鹿親子が権勢を示すために邸宅を構えていたというそれはそれは見晴らしのいい丘で、耳成山、畝傍山、天香具山といった大和三山や藤原京などの風景を望むことができる。
ご近所の噂によると、中大兄皇子がこの高台から見下ろされてカチンときたのが大化の改新のほんまの理由だとか?ほんまかいな(笑)
高松塚古墳(現地編)
高松塚古墳は7世紀末から8世紀初頭にかけて築造された終末期古墳。
発掘が始まったきっかけは、村人がショウガを貯蔵しようと穴を掘ったところ穴の奥に古い切石が見つかったことが発端だとか。
1972年に発見された極彩色壁画の出現は考古学史上まれにみる大発見で、中でも女子群像が飛鳥美人と呼ばれ一躍注目されるようになった。
文化庁はさっそく壁画の保存対策にとりかかったものの現在ではカビが広がり発見当時の飛鳥美人に会う事ができない(泣)さらに古墳に近づくことさえできない(号泣)
高松塚古墳(再現編)
どうしても飛鳥美人に会いたいあなたに朗報!
高松塚古墳は奈良県立橿原考古学研究所所長の末永雅雄の指揮のもと、現場での発掘は伊達宗泰と「関西大学助教授の網干善教」を中心とした関西大学と龍谷大学の研究者・学生グループによって行われたため、関西大学では今年3月に再現展示室を設置。この展示室は足を付けて石室を持ち上げた高さで展示してあるので、歩いてそのまま中に進み東西南北&天井の壁画を見る事ができるんです。
飛鳥美人を間近に見るのは感激です。サインもろたらよかった(笑)
(※関西大学への探検は5月18日に行きました)
これが目だ「三角縁神獣鏡」
古代といえばあの「鹿男あをによし」でもドラマの中心となった三角縁神獣鏡が気になるところでよね?えっ知らん?
これは銅鏡の縁部の断面が三角形状となった大型神獣鏡で、邪馬台国の女王卑弥呼の物語ともに語り継がれ、古墳時代前期の古墳から400枚以上も見つかっている。
コネを使っても本物を手にすることができないので、記念にキーホルダーを買ってきた。
万城目ファンのあなたなら欲しいですよね。でも鹿に渡さないと・・・(笑)