10.19
Vol.03「なんばパークスオープン」
□日時:2003年10月7日(火)
□場所:大阪府大阪市なんば
□内容:「なんばパークス」オープン
10月7日にオープンした「なんばパークス」の見学に行ってきました。ミナミの新スポットとして話題を集め、初日の来場者は予定の15万人をはるかに越える19万7千人とえらい騒ぎになってました。主なターゲットは25才~40才の女性という事ですが、この日は特に大阪のおばちゃんのパワーを間近に実感できた一日でした。
「なんばパークスオープン」編
進水式というものは完成した船を大海原にデビューさせるものとばかり思っていましたが、ここで行われた進水式は陸上で作っていた船体(船の下の部分)が出来たので陸から海へ進水させた後、今度は海に浮かべて船室など(船の上の部分)を作るそうです。いわば製造工程における中間地点の大セレモニーなのです。
ちなみに船の建造期間ですが、概ねブロック製作3ヶ月、船台組み立て3ヶ月、岸壁儀装4ヶ月程度なので、おおよそ10ヶ月でこのサイズのコンテナ船が完成するそうです。こんな大きなものをそんな短期間で作れるなんて日本の造船技術に今更ながらに感動です。
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○屋上がすべて公園
この施設の屋上は9階から3階まで全てが散策できる8千平方メートルの公園になっています。最上階には屋外ステージがあり音楽などのライブを楽しむことができます。一度このステージに出てみたいものです。そのときは無料でご招待しますのでお楽しみに。また約4万本ある草木の世話とガイドをするために「グリーンスタッフ」という専門の担当者が配置されていました。このスタッフに聞くと花の名前や育て方を親切に教えてくれますので、これはいい仕組みだと感心しました。
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○記念の絵はがき
進水式では記念の絵はがきが配られます。ここには大海原を颯爽と航海するこの船の様子が描かれていますが、この時点では船はまだ完成していませんので、写真を撮ることは出来ません。なんとこれはとても精巧な油絵で描かれているのです。そしてこの完成イメージの原画はオーナーにプレゼントされるそうです。あなたも船を発注して油絵をもらってみますか?うん十億円の油絵といえばゴッホ並みですね。
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○恐るべし大阪のおばちゃんパワー
現場に到着したとき、多くのお客さんが手に手に花を持っていたので、てっきりオープン記念にどこかで花を配っているのだろうと思い、探してみました。するとオープン記念に配っているのではなく、それぞれのテナント店の開業祝いに贈られた花をおばちゃんがどんどん強奪しているのでした。大阪では御祝いの花を少し分けてもらう習慣があるのですが、開店数時間で花だけでなく葉も茎の何もなくなった鉢だけの姿に、ほんまに圧倒されました。恐るべし大阪のおばちゃんパワーです。ひょっとして予想より来場者が4万人も多かったのはこのおばちゃんの数かも知れません?
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○気になるお店あれこれ
建物全体が楕円形になっておりぐるぐるまわりながらお店を回遊できるレイアウトなので、一度友達をはぐれるとなかなか再会できない作りになっています。ここで隠れんぼや探偵ごっこをするとかなり盛り上がると思います。暇な時に是非お試しください。数多くのお店の中でも、圧倒的な焼酎の品揃えが自慢の「ショウチュウオーソリティ」や石の専門店「ストーンマーケット」そしてサーファーなら誰でもあこがれるチューブライディングができる(写真が撮れるだけですが)「ビラボンストア」などが印象に残りました。但し物販店・飲食店がほとんどなのでもう少しサービス系のお店があると楽しいかも?と感じました。1年後はどんなテナントが勝ち残っているかまたチェックしてみたいと思います。
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