06.08
Vol.01 「北海道48時間」
□日時:2003年6月7日(土)~8日(日)
□場所:北海道札幌市、美瑛町
□内容:大丸札幌店&よさこいソーラン祭り&美瑛ヘルシーマラソン
今回は昨年秋から札幌で単身赴任中の友人を訪ねるため、大阪の友人と二人で北海道 へ旅した時の見聞録です。今回の北海道ツアーの目的は三つあったのですが、先ず一つ目は、3月の開業以来好調に売上げを伸ばしている「札幌大丸」を視察。二つ目は今や高知から札幌そして全国へと成長著しいイベント「よさこいソーラン祭り」の見学。そして三つ目は美瑛町 で開催された「美瑛ヘルシーマラソン」への参加。限られた時間で出来る限りの情報を得るためにそれはそれは忙しい48時間でした。 では高橋健三が見てきた、聞いてきた北海道をじっくりお楽しみください。感謝!
「大丸札幌店」編
立地はJR駅ビル内。東にホテル「日航札幌」真ん中に専門店街「札幌ステラプレイス」そして西に「大丸札幌店」が並んでその巨大な姿を見せている。他にもシネコンやスタバや地下飲食街もこの駅ビル内にあるので、泊まる、食べる、買う、遊ぶ、ちょっと休んでまた食べる。とこの駅ビルの中でず~~~っと暮らせるぐらいに充実した新スポットであるため、開業後はかなりの人がこのエリアを訪れている。
「大丸札幌店」のフロア構成は隣接する専門店街「札幌ステラプレイス」のフロア構 成とマッチングしてあるため、来店客はひとつの店中にいるような感覚で、数多くの お店をチェック出来る仕掛けになっている。 また百貨店内の各フロアはそのゆとりある敷地により、通路がとても広くゆったりと した気分で、買い物が出来ることが特徴である。
この店では全国でここだけの顧客カードシステムを導入して、顧客の購買履歴をデータベース化することに成功している。その仕組みは従来のポイントカードではカード発行に際して、審査が必要だったため全ての顧客にポイントカードを発行することができなかった。その結果、ポイントカードを利用しない顧客の購買履歴をデータとして残すことができなかった。
そこで、ここ札幌店では希望者なら全く審査なしで発行できる「Dカード」を即時発行。開業前から申し込みを受付た結果、開業してまた数ヶ月の段階でかなりの比率の顧客の購買履歴を残すことに成功している。このデータベースを分析することで、今後は「科学的マーケティング」を実践していく模様である。開業以来ライバルのT百貨店やS百貨店は従来の顧客を取り戻すために努力しているようであるが、当分大丸の好調は続きそうな勢いである。
「よさこいソーラン祭り」編
高知から空を超えてやってきた札幌のよさこいソーラン祭りも今年で12回を迎える。大通り公園の会場と札幌駅前広場の会場では、全国からやってきたチームが自慢の衣装と振り付けで次々に晴れやかな踊りを披露していく。その姿は、見ているだけではもったいない!自分も踊りたいという気分にさせてくれる。
そんなニーズに答えてJR北海道では、ツアーの顧客を集めたチームを結成し、簡単なリハーサルでステージに立てる企画を実践している。まさに老若男女混合チームのの楽しげな舞である。参加者の笑顔がとても印象的であった。
全国の大会にエントリーしている強豪チームには専属の振り付け師や衣装デザイナーが付いており、大人数の移動にはマネージャーがその行程を管理するといった凄いことになっている。まさに実力チームはあの大所帯「モーニング娘」をマネージメントするようなものである。中には海外に遠征にいくチームまでいるので、実力のあるチームは趣味といえる範疇はとっくに超えているようである。
ただこの祭りがなぜこんなに人気があるのかと眺めていると、性別年齢を超えてチーム編成ができる。全身のエネルギーを集中させて一生懸命、笑顔で踊る。そして苦しい練習の成果がチームの一体感として表現されたとき、まさしく「見てる場合とちゃう!自分も踊りたい!」と思わせるのがこの祭りの魅力である。来年はどこかで踊っているかもしれない?たぶん?
「美瑛町ヘルシーマラソン」編
但し、会場の美瑛町は高速道路で旭川までむかい、そこから南下が必要なので札幌からは、結構というより随分と距離がある。そこで前日に駅前でレンタカーを借りて朝6時30分に出発。2時間30分のドライブの末、会場に辿り着いた。
参加した距離は1/8マラソンという種目だったので、5キロと少しの距離ではあったが関西ではとても蒸し暑くて走れない6月でも、北海道では雪の残る十勝岳の山並みを眺めながらとても快適に走ることができた。
またこの大会のゲストランナーが増田明美さんと清水圭さんだったので、スタート前に増田明美さんと握手をしていただき、ランナーの気合いを少し分けてもらった。そしてこの大会にはアディダスが協賛しており会場だけでなく駅前にも、とても怪しい三本線タイツ姿の「アディダスマン」が異様でコミカルな雰囲気を醸し出していた。嬉しい事に会場内にたこやき屋さんがあり、ビールとたこ焼きを美味しくいただいた。言葉で大阪人とばれたらしく、店長がしきりに「味はどうですか?」と聞いてきた。
完走後は男三人でほんもの(?)の露天風呂「吹上露天の湯」(屋根もなければ管理人もいない、山の中で裸になって勝手に入る無人風呂です)で疲れを癒して札幌に戻ってきた。札幌でスタバに入った時、コーヒーを前にして三人で一時間も爆睡してしまった。う~んまるで、大学生の合宿のようなプログラムに年齢がついていけていないのか?悔しい!
あっそうそう。美瑛町といえばその素晴らしい丘の景色が、過去様々なコマーシャルに使われてきており、「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」「マイルドセブンの丘」などもしっかり観光してきた。残念ながら一面のラベンダーは7月が見頃らしい。また行くか?