03.11
マーケティングで重要なペルソナって何?活用メリットとポイント
「ペルソナ」というマーケティング用語が浸透して久しいですが、言葉は知っているけれどいまいちうまく活用できていない、という方のお声を耳にします。
そもそもペルソナという概念の始まりは、コンピュータOSで有名なマイクロソフト社でした。
ソフトウェア開発のためのメソッドとして理論的にまとめた手法を、マーケティングに対して広く応用できるようにしたことが始まりです。
マーケティング的なペルソナとは、深い人物設定を行った上で、商品の開発段階からコミュニケーション戦略まで一貫して活用することにより相乗効果が生まれます。
ペルソナを活用するメリット
ペルソナを活用するメリットは製品の開発段階から始まります。
開発段階にペルソナが決まっていることで、プロジェクトメンバー間で製品開発のイメージがより具体的かつ統一的になります。
出来上がる製品の完成度も高まり、時間の無駄も防ぐことができます。
また、ユーザーを深く想定しているので需要のズレを防ぐことができます。
一人の人格を想定したペルソナを用いると、彼ら彼女らが満足するように製品開発を進めるため、その背後にいる大勢のユーザーの要望を満たすことになるのです。もちろん告知媒体やメディアプランなどのコミュニケーション戦略にも使用することができます。
ペルソナの作り方と作成のポイント
では、実際に作る際におさえておきたいポイントをご説明します。ペルソナを決めるときに定めるべき項目は大きく分けて2つあります。
1つは、性別、年齢、職業、年収、学歴などといった基本項目。
もう1つは、性格についてです。
趣味、ライフスタイル、休日の過ごし方、最近考えていることなど、細かな事項まで具体的に作成することが求められます。
定量データを参考にしたり、ユーザーの生の意見を聞くことなどは、必ずリアルな情報を用いることが重要です。
イメージをより具体的にするため、視覚的にどのような人物なのかを作成することも有効です。
さらに、時の経過により流行やライフスタイルなどは新しくなっていきますので、1年を目処にブラッシュアップし、ペルソナを作り直していくことをオススメします。
ペルソナを使いこなすことで、ユーザーが最も望む製品開発から届けるメッセージのブレを防ぐことまで、マーケティング的に非常に有効な手段となります。今回説明したポイントをおさえ、ぜひ活用してみてください。