2009
08.29

12.ギャップマーケティング

今月のマーケティングキーワード

日経流通新聞に掲載された2009年のヒット商品と明治安田生命がまとめた赤ちゃんの名前ランキングを比較してみると、短期的消費行動と長期的思考の二つに明らかなギャップが見受けられます。行動はニーズ、思考はシーズと捉えるところに新しい市場が見つかるのではありまへんか?
 
事例1)2009年ヒット商品番付(12/2日経MJより)では
横綱「エコカー」 大関「フリー」 関脇「規格外野菜」 小結「下取り」
西横綱「激安ジーンズ」 大関「LED」 関脇「餃子の王将」 小結「ツイッター」
不況による経済不安により節約志向の商品がヒット。できればついでにエコにも貢献したい?
http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/shincyouryu/post_501.html

事例2)赤ちゃんの名前ランキング(明治安田生命保険まとめ)では
男1位「大翔(ひろと、やまと、はると)」2位「翔(しょう)」3位「瑛太(えいた)」「大和(やまと)」
女1位「陽菜(ひな、はるな)」2位「美羽(みう、みはね)」同率2位「美咲(みさき)」

景気低迷が長期化する中、空高く翔るような活躍や明るくのびのびと成長して欲しいという願い
が反映されているのでは?
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/etc/ranking/best100/
 
実践のポイント
ほんまは明るくのびのび在りたいけど、なかなか現実の生活では実現できないところに大きなチャンスがあるのでは?例えば百貨店のワンフロアをすべてハワイにしてしまい店員も気温もBGMも全てホノルルを再現。お金を掛けずに家族でハワイ旅行な〜んてどないでっか?新商品開発のキーワードは赤ちゃんの名前に埋もれてるかも?

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